象皮病とは

象皮病とは?

象皮病とは、皮膚が象の皮膚のような外観になってしまう病気を指します。
皮膚が全体に肥厚し、表面がざらざらになります。
浮腫性の疾患です。
フィラリア症にともなう皮膚変化をいうことが一般的です。
手術や外傷を受けた後、リンパの鬱滞(うったい)により、皮膚に変化が現れることがあります。
これを指す場合もあります。 

 

 

フィラリア症は、糸状虫感染症です。吸血昆虫を中間宿主としています。
現在の日本では、フィラリア症の患者はほぼみられません。
かつては、九州地方の風土病でした。

 

 

フィラリアの成虫が、腹部リンパ系などに寄生し、卵を産みます。
ミクロフィラリアと呼ばれる幼虫が、夜になると循環血液中に出現します。
これにより、発熱が起きます。

 

 

発赤、腫脹が引き起こされます。
この状態ですぐに治れば良いのですが、症状を何度も繰り返すと、だんだんと皮膚が変形していきます。
象皮病とは、この状態を指すことが多いです。 

 

 

 

フィラリアの寄生により、象皮病が引き起こされるわけではありません。
フィラリアによるリンパ管の破壊、組織液の滞留が原因です。

 

 

このため、体内のフィラリアを根絶しても、病気が治癒するわけではなく、むしろ進行します。
実際に、重度の患者の体内には、すでにフィラリアは存在しないことが多いです。 

 

 

 

日本国内にいるときには、罹患への心配はそれほどありません。
しかし、海外旅行に行ったときには、罹患のリスクがあります。
海外旅行中は、なるべく清潔を心掛けて、生活したいものです。